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11/21 礼拝メッセージ「私は主の証し人~絶対大丈夫」

 エレミヤは、イザヤと同じ滅亡の憂き目にあった南ユダ王国の預言者でした。国は預言者たちの言葉を聞かず、バビロニア帝国に滅ぼされ、人々はバビロン捕囚と呼ばれる強制連行によって、連れ去られてしまいますが、エレミヤは希望の計画を主は持っていると、人々に語りかけたのでした。神の希望の計画を知り、実行に移すのは、誰でもない私たち一人ひとりなのです。

 

 ヨハネによる福音書17章には、主が十字架にかかる前に祈られた言葉が記されています。人類のためのとりなしをされている内容から「大祭司の祈り」とも呼ばれます。20節には「彼らのためだけでなく、彼らの言葉によってわたしを信じる人々のためにもお願いします」と12弟子だけでなく、福音を伝えられた私たちについても、主は祈ってくださっていることが分かります。その祈りは私たちが一つになれば、世が主イエス様を信じるようになる(21節)と記されているのです。これが主イエス様の2000年間続く願いなのです。

 

 私たちは、この主イエス様の祈りをどのように受け止めればいいのでしょうか?神様である主イエス様がそう祈られているのだから、そうなるでしょう。しかしそれは、ちょちょいのちょいとなるのではありません。主は福音宣教の務めを罪深く弱い私たち人間に託されました。神様のドラマに、私たちは観客ではいられないのです。私たちは出演者として、神様のドラマのエンドロールに名前が載っているのです。そこでの役は決まっていません。主人公になるのもただの通行人になるのも悪役を演じるのも、私たち次第です。

 

 半径5メートルの法則によれば、私たちは結局半径5メートルに起きる出来事にしか心動かされません。だからこそ、私たちは半径5メートルにいる人々、つまり近しい人々の救いのために祈らなければならないし、福音を伝える使命があるのです。主が共におられます。絶対大丈夫。今年残りも1ヵ月です。希望の福音を伝えたい人に、伝えなければならない人に、伝える知恵と勇気を主に祈り求めましょう。