今年印象に残った出来事といえば、アメリカ、メジャーリーグの大谷翔平選手
の活躍です。私はそんな大谷選手の信じられない二刀流の活躍を思いながら、神
様の救いの出来事も「二刀流」だと思いました。神様も「神と人」という2つの
在り方で、人を救おうと主イエス様をこの世界に送ってくださったのです。独り
子を遣わさなくても、神様ならもっと簡単な方法があったのではと思います。し
かし、神様はそうなさらなかった。神様はきっと罪からの救いというプレゼント
を私たちに手渡したかったのです。
私は以前アフリカの子どもたちが、クリスマスプレゼントをもらう動画を見た
ことがあります。日曜雑貨や文具などが入った靴箱を受け取った子どもたちの喜
びようは、半端ではありませんでした。この世界を創られた神様も、人間を救う
ために、私たちが分かる形で、実感できる形で最高のプレゼント、イエス・キリ
ストを贈ってくれたのです。主なる神様は、私たちのこの腕に、御子を渡された
のです。
イエス様は神殿や王宮の中に住まわれたのでなく、私たちの間に天幕生活をさ
れました。イエス様は人として、悲しみ、苦しみがある社会の中で私たちと同じ
ように生きられました。
「言は肉体となって・・・恵みと真理に満ちていた」。言とは、心の中の思い
が口から出ることです。神の言すなわち神様の思いが実体化したのが主イエス様
なのです。神の真理と恵みが主イエスにおいて実体化したのです。
私たちはこのコロナ禍で、愛という絆の大切さを学びました。この国とこの世
界のために祈りましょう。故のない差別や貧困、搾取にあえぐ人々の隣人になれ
るように祈りましょう。社会の中で、あなたのすぐ近くで傷ついている人々のた
めに祈りましょう。誰より、主が私たちと共にいてくださいます。