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2/27 礼拝メッセージ「イエス様のアドバイス」

 ロシアのウクライナ侵攻に、怒りを禁じ得ませんが、イエス様からのアドバイスがあります。生き物には、安心・安全に生きたい欲求があります。敵に襲われないように、また暑さ寒さから身を守るため、巣や縄張りを作ります。神様を知らない生き物は、どちらかが負けを認めるまで、争い続け、時に相手を殺してしまうのです。人間も同じです。家を建て、国という縄張りを作り、利益を求めて争います。ただ、人間は、同じ生き物でも神様に似せて作られ、歴史から学ぶことができるのです。また、主なる神様は、私たち人間には、相手を思いやる心と互いをとりなす心を与えてくださいました。また対話する知恵を与えてくださいました。そして、主イエス様をお送りくださり、争いの解決方法を教えてくださいました。それが今日のみ言葉です。

 

 まず、公にせず、相手に忠告すること、次に一人二人、間に入ってもらい互いの意見を聞き何が真実であるか確定すること、それでも解決しない場合は、教会に申し出て最終的な結論を出すことです。

 

 そしてイエス様は罪を「7回どころか7の70倍までも赦しなさい」と言われました。7という完全数を用いて、限りなく赦しなさいと。それでも「怒り」という感情を捨てきれない私たちに、イエス様はたとえを話され、私たちにすでに神様によって多くを赦されていることを諭されました。

 

 ローマの信徒への手紙12:17-21には「…愛する人たち、自分で復讐せず、神の怒りに任せなさい。「『復讐はわたしのすること、わたしが報復する』と主は言われる」と書いてあります。これはウクライナ問題で私がロシアに怒りの感情を抱えていた時に友人が贈ってくれた言葉です。ロシアのしていることは許されないことですが、私たちがまずすべきことは一日も早い解決を主に祈ることです。

 

 主イエス様は弟子に7の七十倍赦しなさいといわれました。あなたは許せない人になっていませんか。時代は厳しさを増し、罪の水位も確実に上がってきています。その時にこそ、クリスチャンとしての真価が問われるのです。