· 

1枚の週報

 まだコロナ禍で教会のプログラムが中止になっていなかった数年前の出来事です。

 子どもたちのプログラムに女の子を連れたお母さんが来られました。聞くとそのお母さんは10代の頃教会に来ていたということで、その時の週報をもってきて見せてくださいました。それは1985年12月23日のクリスマス礼拝の週報でした。その週報を見て私(大井)はビックリしました。実はその日、私が洗礼を受けた日だったのです。

 

 信者でもない方が、35年以上も前の週報を取っておかれたことにも驚きですが、その週報が私の洗礼式の日の週報だったことにさらに驚きました。私にとって忘れられない1日でしたが、もしかしたらその方にとっても、忘れ難い1日だったのかもしれません。でもまさか、洗礼を受けた高校生が、目の前で牧師をしているなんて、そのお母さんも驚いたでしょうね。私も驚きです。(笑)

 でも、その出来事を通して、神様から初心を忘れるなと言われた思いがしました。…教会にいると、神様の声をこんな形でも聞くことができます。