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4/17 礼拝メッセージ「そんなバカな…えーっ!!」

 「イエスの復活」が弟子たちの嘘であると、イエス・キリストを信じない人々は考えてきたし、今もなおそのように考えている人は多いのです。しかし、主イエス様の復活を信じられない人でも、主イエス様が復活したと信じる人々が、人類の歴史の中で大きな役割を担ってきたことは否定できません。イエス・キリストの存在を抜きにこの世界の歴史を語ることはあり得ません。

 

 人々が信じられない理由は、4つの福音書が、それぞれ違った書き方をしているとか、イエス・キリストは十字架の上で死んだのではなく仮死状態だったなどありますが、一番もっともらしい理由は、墓から弟子たちが盗み、甦ったと嘘を言っているというものです。しかし、盗んで甦ったと嘘を言うメリットはどこにもないのです。それは、ユダヤ当局やローマ当局から命を狙われるだけですから。聖書は、復活後のイエス様に最初に出会った婦人たちの話を信じない弟子たちと復活された主イエス様を見た弟子たちの驚きと恐れを描いています。もし復活がなかったなら、弟子たちは何の根拠があって、イエス・キリストの福音を自分の命を懸けてまで告げ知らせたのでしょうか?その出来事がなければ、イエスの死に落胆し、祭司・律法学者たちを恐れてちりぢりばらばらなっていた弟子たちに復活の希望が起こるはずもなく、ましてや、殉教を覚悟してなされた伝道などできるはずがないのです。主は、確かに復活され、弟子たちにイエスは救い主、神の子という確信を与えたのです。

 

 しかし、客観的事実がどうであれ、イエス・キリストが救い主だと証明するのは、実は私たちです。私たちの生き方が主イエスをキリスト、救い主と証しするのです。皆さんにもきっと、それぞれ復活のイエス様との物語があるでしょう。そしてまだ、イエス様との物語がない方も、ここにいるというのはその物語の始まりなのです。ぜひ洗礼を受け、信仰の第1章へと進まれることをお勧めします。