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12/25 礼拝メッセージ「神の愛ってすごく密なので」

 2022年は「戦」という漢字が選ばれました。コロナとの戦い、ウクライナでの戦いがあり、皆さんの中には病と戦かったという方もおられます。そんな戦いの中の一つに夏の高校野球がありました。東北勢で初の優勝をした仙台育英高校の監督須江航(すえわたる)さんは優勝インタビューの中で「青春ってすごく密なので」と語りました。新型コロナで、高校球児のみならず、大切な行事が中止となって、悲しんだ若者の心を代弁し、それでも様々なことに立ち向かっている若者へのエールとなったのです。そしてそれは若者だけでなく、とうの昔に青春が終わったような自分であっても、前を向いて一日一日を生きなければならないと教えられたのです。そして同時に、その独り子をこの世に送ってくださった神の愛ほど密なものはないと思ったのです。

 

 クリスマス、神の子の誕生は、まさに主なる神様の壮大な救いのご計画であり、神様の愛がぎっしりと詰まっています。家畜小屋で生まれたこと、羊飼いや東の国の学者たちがやってきたこと、それらには、貧富の差や、国の違いを超えた全人類の救いという意味が込められています。そして、天使の「天にはみ栄え、地に平和」との歌声には、主イエス様が平和をもたらしてくださるお方であることが語られています。主を信じる時、私たちは戦いの手を止めることができるのです。すべての人の救いのために、十字架の死による罪の贖いのために主はこの世に来てくださったのです。クリスマスが嬉しい本当の理由は、ここにあるのです。

 

 新しい年、世界はどうなっていくのか、予想ができません。だからこそ私たちは、この世界をつくられた神に祈りたいのです。今この時も続く戦いが一日も早く終わることを。人々が平和に暮らせる未来を。明日のために私たちができることを祈り求めていきましょう。