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2023年1/1 礼拝メッセージ「賜物を活かす信仰共同体」

 明けましておめでとうございます。主なる神様の祝福に満ちたよい年でありますように。

 元日には、多くの日本人が、願い事をしに初詣に出かけます。日本の神様は、八百万の神で、色々な神様が神社にまつられていますが、近くの曲松の稲荷神社には宇迦(うか)御魂(のみたま)という農業の女神、交通安全と金運上昇がウリのインド由来の金刀比羅さん、そして学問の神様になった菅原道真が祭られているというのです。しかし、どれほどの人が誰を拝んでいるのか知っているでしょうか?拝む相手も知らず、とりあえず、御利益を期待して拝む。神社の方も、ご利益のある神様を、本山から連れてきてそこのご神体として、参拝客を集めるというのですから、日本人の宗教観はあまり深いものではありません。霊感商法もそんな日本人だからこそでしょう。

 

 私たちは今年一年、神様から授かっている賜物を活かして、共に歩みたいのです。礼拝は、自分のマイナスがプラスに変わる、大切な時間なのです。

 良い年になるために、一番大切なことは、神様に何かを願うのではなく、神様があなたに何を願っているのかを知ることです。そのことが分かれば、あなたの願いはあなたが願った以上の結果となるのです。そして、もうひとつ、神様に一日も早い平和を私たちは祈っていますが、聖書には「平和を実現する人々は幸いである(マタイ5:99)」とも記されています。英語では、ピースメーカーとなっている。平和を作り出す人ということです。具体的に人に対して愛をもって接することを心掛けてほしいのです。それはバタフライ・エフェクトという言葉が示すように、あなたの小さな愛を示すことが、世界に大きな影響を与えることになるかもしれないのです。そんな小さな愛を差し出し合って、この2023年を共に歩んでいきましょう。