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11/12 礼拝メッセージ「賜物は愛」

 今年の教会主題「賜物を活かす信仰共同体」を考えます。パウロがこの手紙を書いた背景には、コリント教会の混乱がありました。いつの教会でも分裂する原因となるのは、リーダーの不在です。また、相互不信です。パウロは「あなた方はキリストの体であり、また、一人一人はその部分です」とイエス・キリストによって一つとされていることを語りました。このパウロの賜物に対する勧めは、今の私たちも聞くべき事柄が含まれています。まず大切なのは、教会のリーダーは主イエス・キリストだということです。パウロの書いた手紙に「教会の頭はキリスト」「キリストにあって一つ」ということが多く語られるのも、実は人間的なリーダーに頼ろうとする教会の姿があったからでしょう。教会を一致させる力は、人にはなくイエス・キリストにあることこそが、唯一の共通理解となります。教会が祈りの家として、皆が喜んで集うには一人一人が賜物を用いて喜んで教会で奉仕できるということが重要です。

好きなこと、気が付くこと、褒められること、そのような中に、賜物は眠っています。それだけでなく不満に思うようなことにも、実は賜物が隠されていたりします。さらに言えば、賜物は変わったり、成長したりもします。神様の賜物は、身近なこととして与えられているのです。

 

 パウロは、「もっと大きな賜物を受けるよう熱心に努めなさい」と神様の賜物として「愛」こそが最高の賜物だと語るのです。友愛フェスタで実践したように、まずこの教会が渋沢の地で愛にあふれた場所となり、そこに集った地域の人々も変えられ、賛美しているsmileの歌詞のように愛の輪が世界に広がっていくことを祈り求めていきましょう。