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11/5 礼拝メッセージ「人生の伴走者」

 11章では多くの信仰者の姿を見てきました。その彼らに私たちは「囲まれている」というのです。先々週天に召されたI姉をはじめ、天に召された愛する方々がいる。そのような人たちに私たちは人生という競技の競技者として今も囲まれ、励まされているのです。マラソンであれば、給水所で水を飲んでのどの渇きを癒しますが、私たちはみ言葉と祈りによって、心の渇きを癒しつつ、天のみ国というゴールを目指すのです。走ることを止めたくなる誘惑を克服するためには、普段からの練習が必要となります。今はメジャーリーグで活躍する元西武の菊池雄星選手が花巻東高校時代に「野球は冬のスポーツです」と言った。野球は春から秋にかけてするスポーツです。要するに冬場のトレーニングこそが大事だと彼は言ったのです。彼は相手と戦う前に自分と戦わねばならないことを知っていたのです。4節「まだ、罪と戦って血を流すまで抵抗したことがない」私たちを、主なる神様は、子のように愛するがゆえに苦難を通して霊的に鍛えるのです。私たちも人生の達人となるために、この主の鍛練を大切にしたいのです。

 

 しかし、このトレーニングには、代えがたい方がトレーナーとして私たちと共にいてくださいます。それは主イエス様です。主イエス様は人生という長い道のりの中で私たちの前を、時に横を走ってくださり、また、立ち止まった時には共に立ち止まって声をかけてくれるのです。

 

 あなたの鍛錬は、あなたの周りの人々を助ける原動力にもなります。信仰の創始者、また完成者である主イエス・キリストを見つめて、互いに助け合い、励まし合いながら、歩んで参りましょう。