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1/7 礼拝メッセージ「神の愛を届ける」

 2024年の教会の主題は、「神の愛を届ける」です。被災地では今は水や食料といった生活支援物資の緊急性は高いでしょう。しかし、これから物では満たしえない飢え渇きが襲ってくるのです。それは霊の糧です。私は東日本大震災のボランティアに行きましたが、これまで大切にしてきた家族・家・財産を失って生きる希望をなくしていた人々が、み言葉を届けてくれた人の愛に触れ、そしてその背後にある神の愛に触れて、再び立ち上がる姿を目の当たりにしました。最近宗教2世の問題が取り上げられて、宗教全般に対する批判的な目があることは事実ですが、それでも、神様にしか癒しえない心の傷は実際にあるのです。そして霊の糧を必要としている人々は、私たちの身の回りにもいるのです。主イエス様は「収穫は多いが働き手が少ない」と嘆かれました。自分になどできるはずがないと考えるのではなく、あなただからこそ伝えられる人がいるのです。年齢も性別も関係ありません。昨年Uさんという女性が教職志願者になりましたが、彼女は10歳私より年上なのです。彼女のように人生の最終コーナーを曲がったところで、伝道者の道を選ぶこともできるのです。私の願いは、私が定年退職するまでに渋沢教会から献身者が与えられることです。そのためには教会あげて祈っていく必要があります。

 

 ローマ10:17のみ言葉には「信仰は聞くことにより、しかもキリストの言葉を聞くことによって始まる」と記されていました。神の愛を知る私たちが語りだすことが、まず何よりも大切です。自分がどうしてクリスチャンになったのか、そしてクリスチャンとなった今は何が以前と違うのか、ありのままに話せばいいのです。あなたの2024年の手帳の最初のページに誰々さんの救いのために行動しますと書いてください。どうか勇気をもって、語りだしてください。「主よ、わたしを平和の器とならせてください。」(フランチェスコの平和の祈り)