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12/31 礼拝メッセージ「賜物を持ち寄って」

 2023年の教会主題「賜物を活かす信仰共同体」を振り返りたい。先週のクリスマス祝会の中で、それぞれの一大ニュースを発表してもらいました。私の一大ニュースは友愛フェスタのチラシを配った際に転んで門扉を壊してしまった事でしたが、何とか修理できそのことを喜んで下さったそのお宅のご主人が、友愛フェスタに来て、献金までして下さった事は、「神様は万事を益として下さる」というみ言葉を再確認する機会となり、友愛セールから友愛フェスタとして地域の方との新たな出会いの場とするという目標の一つが実現でき、本当に嬉しい事でした。皆さんも精一杯それぞれが持つ賜物を活かして奉仕して下さいました。神様から与えられた賜物を用いる時、人はイキイキします。また、周りも明るくなります。まさに「水を得た魚」ならぬ「賜物を得た人」です。

 

 また、今年最初の礼拝で「小さな愛を出し合って」という話をしました。5000人以上の人々にイエス様が食事を与えられた時、最初に手元にあったのは、少年が差し出した2匹の魚と5つのパンだけでした。それがイエス様の手によって何百倍何千倍になったのです。それと同じように私たち一人一人が差し出す小さな愛をイエス様は用いて下さるのです。

 

 その良い例が、先週のクリスマス祝会の時に出された料理の数々でしょう。皆さんが心を込めて作った料理が集まって、食べきれないほどになりました。おなかだけでなく心が満たされました。「自分にできる事は何か」「自分一人ではできないけれど皆で協力したらできる事は何か」とできない事ではなく、できる事を考えるという事が、賜物を活かすうえで大切だと実感しました。そしてその賜物を持ち寄れば、私たちが考える以上の素晴らしい結果を主は見させて下さるのです。

 

 今年1年振り返れば、世界では争いが絶えず、それは新年になったからといって止む事はないでしょう。無力感や、悲しみ、怒りが心を塞ぎますが、それでも賜物を活かして、神の愛を届けましょう。主が再び来られ、この世界に本当の平和が訪れる時まで。