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1/28 礼拝メッセージ「キリストと生きる」

 手紙の結びは、本文のような重要なことではないにせよ、筆者の思いが込められています。18-19節「わたしたちのために祈ってください。…特にお願いします。どうか、わたしがあなたがたのところへ早く帰れるように、祈ってください」とありました。祈りは、神様との会話ですから、大切なことは言うまでもありませんが、祈ってもらうということに抵抗を感じる人は多いと思います。しかし、主を信じる者同士が本当に神の家族として交流できるのは、祈り合ってこそです。

 

 20-21節「永遠の契約の血による羊の大牧者…御心を行うために、すべての良いものをあなた方に備えてくださるように」。私たち人類は気候変動・戦争・自然災害といった諸課題を抱え、21世紀を迎えられるかどうかの瀬戸際にいるといってよいでしょう。しかし、2000年前の人々から、私たちは御心を行うために良いものが備えられるようにと祈られていると思うのです。本当の信仰は、緊急時に真価を発揮します。聖書が語る終わりの日は、必ず来ます。電気・ガス・水道といった便利さを追求した生活の中で自己矛盾した生活をしていたとしても、今目の前にある小さな課題を乗り越えていくこと、祈り合っていくこと、手をつなぎ合っていくこと、それが来るべき都に向かって歩み続けることにつながるのです。。

 

 最後に、13:8節の言葉をお読みして終わります。「イエス・キリストはきのうも今日も、また永遠に変わることのない方です。」永遠に変わることのないイエス・キリストは、私たちと共におられます。改めてキリストと生きることを胸に刻んで、1週間の旅路に出かけましょう。