詩編 103 編のテーマは「主の恵みを忘れるな」ということです。1〜5 節は個人の
恵みへの感謝。6〜13 節は民全体への恵み。そして 14〜22 節は神様が作られたこの
世界全てが主をたたえよとこの詩編は歌っています。
この詩編の作者は3-4節「主はお前の罪をことごとく赦し 病をすべて癒し命を墓
から贖い出してくださる。」と語ります。私たちの人生の悩みは様々で仏教では四苦
八苦と言い生・老・病・死などを苦しみの要素としていますが、キリスト教ではそ
れらを全て人類の祖アダムとエバから生じた「原罪」ゆえに生じることと理解して
います。仏教では、自ら悟りを開くことで、解決しようとしますが、キリスト教で
は「神のあわれみと赦し」によって、すなわちイエス・キリストの十字架の贖いに
よって人は赦され、永遠の命が与えられるのです。そしてただ神の子イエス・キリ
ストを信じることだけでよいのです。私たちが立派だからではありません。「しかし、
私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださったこと
により、神は私たちに対する愛を示されました。それで今や、私たちはキリストの
血によって義とされたのですから、キリストによって神の怒りから救われるのは、
なおさらのことです」(ローマ5:8-9)。
だから恵みであり、私たちは感謝し賛美するのです。主なる神様の愛は、昨日も、
今日も、永遠にそして誰にでも公平で変わらないのです。これが神様の愛なのです。
あわれみなのです。恵みを忘れないためにこの詩編の作者は言います。「主のすべて
の恵みを心に留めよ」と。留めるとは、努力すること、意識することです。そのた
めに毎日3つの恵みを書き出してみることや、誰かに恵みを語ることも有効でしょう。
そして賛美し祈るのです。不足ではなく、恵みを数える。不満ではなく、感謝を口
にする。それが信仰を守り成長させるのです。
