10/19 礼拝メッセージ「友愛フェスタ~あなたの隣り人を愛せ」

 渋沢教会は1978年から、不用品のバザーを中心とした「友愛セール」を開催し、その収益を国内外の社会福祉施設・団体などに寄付してきました。格安で日用品を求める多くの方々にも喜ばれ、地域に親しまれてきました。しかし、近年はリサイクルショップや、ネットのフリマサイトの普及により、バザーの役割が変化しました。また、教会員の高齢化も進み、準備が大きな負担となってきました。そのような中でも、「隣人を愛する」という主イエス様の教えを実践する場としての意義を失いたくないという思いから、新型コロナ禍でも教会内でミニバザーを続け、こうした経緯を経て、教会中心の活動から地域の方々との協働を目指し、名称を「友愛フェスタ」と改めました。

 

 聖書には「神を愛し、隣人を愛しなさい」(マタイ22:34–40)とあります。また、「よきサマリア人のたとえ」(ルカ10章)では、助けを必要とする人に自ら近づく者こそが「隣人」であるとイエス様は教えられました。つまり、隣人とは単に「愛すべき誰か」ではなく、「愛する行動をもって隣人となる人」なのです。友愛フェスタは、まさにその教えを体で学ぶ場です。単なる物品販売ではなく、奉仕や交わりを通して「隣人愛」を実践し、来た方々にも神の愛を感じていただく機会となります。今回の収益も、あけぼの園、UNHCR(国連高等難民弁務官事務所)、フードバンク秦野に寄付する予定です。こうした働きを通して、地域の方々が地元だけでなく世界の困難にも目を向けるきっかけとなります。また、地域の方々にも企画や運営に参加してもらうことで、教会が地域社会とつながり、互いに支え合う関係を築いていくことができるのです。

 

 イエス様は「困っている人のそばに近づくあなたこそ隣人なのだ」と教えられました。神を愛することと隣人を愛することは切り離せません。声をかける、助ける、祈る、奉仕する―イベント自体ではなく、私たちの日々の小さな行いを通して、神の愛はこの地に広がっていくのです。渋沢教会は創立70周年を迎える2027年に向け、この地で隣人愛を実践し続ける教会として、神様の祝福のうちに歩んでまいりましょう。