新年おめでとうございます。新年になると、日本では「笑う門には福来る」とい
う言葉をよく耳にします。この言葉は、笑顔に満ちた家庭には幸いが訪れるという、
日本古来の知恵を表しています。聖書が語る祝福もまた、単なる前向きな気持ちや
楽観主義ではなく、神様が共にいてくださることから生まれる平安と希望です。「笑
う門」とは自分だけが満足する姿ではなく、神様の恵みを信じ、心が柔らかくされ、
互いに励まし合える家庭の姿を指します。そして「福」とは、良い出来事が続くこ
と以上に、神様が共にいてくださるという祝福そのものなのです。
渋沢教会は今年、「礼拝に生きる」という主題のもと歩もうとしています。イエス
様がサマリアの女性と出会われた場面では、心の渇きを抱えていた一人の女性が、
イエス様との出会いによって変えられ、その喜びを人々に伝えました。その証しに
よって、多くの人がイエス様を信じるようになります。聖書には、神様と出会うこ
とで人の人生が新しくされる出来事が数多く描かれています。礼拝とは、そのよう
な神様との出会いが起こる場なのです。
礼拝は「神様への賛美」「聖書」「祈り」という三つの要素によって形づくられて
います。賛美は、日常の不安や心配に支配されがちな私たちの心を、神様へと向き
直させ、「神様こそが中心です」と告白する行為です。聖書は、過去の文書ではなく、
今を生きる私たちに語りかける神様の言葉です。礼拝で聖書が読まれるとき、神様
が一人ひとりに語っておられます。祈りは、立派な言葉を並べることではなく、喜
びも悲しみも沈黙さえも含め、ありのままの自分を神様の前に差し出すことです。
「礼拝に生きる」とは、形式を守ることでも、無理をして集うことでもありませ
ん。礼拝は自分のためだけでなく、人のためにささげられ、私たちを生かす力とな
ります。礼拝はこの時間で終わらず、日々の生活へと続いていきます。神様と出会
う礼拝の恵みを携え、新しい一週を歩んでいきましょう。
