渋沢教会は2025年、「地域の人々と共に歩む」という主題のもと歩んできまし た。福音を伝えるためには、地域の人々との関わりが欠かせず、互いに愛し合 うことを神様が求めておられるからです。その実践として、チャペルコンサー トや友愛フェスタを行い、さらに少子高齢化の中で地域の必要に応えようと訪問介護シャローム渋沢を再開しました。しかし、生活援助中心の訪問介護は需要が少なく、利用者が与えられない現実も経験しました。 そのような中、「地域と共に歩む」歩みを模索していたところ、民生委員の打診がありました。民生委員は、一人暮らしの高齢者の見守りや、地域の困りご とを行政につなぐ無償の働きです。牧師であることを前面に出すことはできま せんが、渋沢教会の牧師が民生委員として地域に関わること自体が、大きな証しになると感じています。実際、歓迎会で初めて牧師と話したという方と長く 語り合う機会が与えられ、地域の方々との距離が一気に縮まったと実感しました。必要な時に必要が満たされる出来事を通して、神様の導きも覚えました。 また教会財政のひっ迫から、松田町にあるデイサービスの夜勤を始め、介護の現場の厳しさと社会の現実をより知る機会となっています。これもまた地域 と共に生きる一つの形であり、祈りの支えを願っています。
コロサイの信徒への手紙にある「愛」とは、立場を押し付けることではなく、 出会いの中で相手に耳を傾けることです。愚痴を聞くだけでも、それは信仰の 行いです。よきサマリア人のたとえのように、立ち止まり、聞くところから神様のドラマは始まります。2026 年は「礼拝」が教会の主題です。できることが 減っても、教会は失われません。祈り、静かに座っているだけでも、そこに教会と神様の臨在があります。急がず、比べず、この秦野の地で、神様に支えられながら共に生きていきましょう。
