イースターおめでとうございます。イースターという言葉はだいぶ認知され
てきましたが、春の到来を告げるお祭り程度にしか一般には理解されていませ
ん。本来の意味である「イエス・キリストの復活」を信じ、喜ぶことはなかな
か難しい。誰よりイエス様に従ってきた弟子たちが当初信じられなかったと聖
書は語ります。
過越の祭の翌朝、明け方に主イエス様の墓へ向かったマリアたちが見たもの
は、石が取り除かれた空の墓でした。さらに墓の中で白い衣を着た若者から
「主は復活された」と告げられます。この出来事はあまりにも衝撃的で、マル
コ福音書では彼女たちは恐れて誰にも語れなかったと記されていますが、他の
福音書では復活の主に出会い、その喜びを伝えたとあります。これは、恐れと
喜びという相反する感情を同時に体験したためと考えられます。
やがて弟子たちも復活の主と出会い、疑いから確信へと変えられていきます。
トマスも主の傷に触れることで復活を信じ、弟子たちは主イエス様こそ神の子
であると確信しました。この体験が、彼らを迫害の中でも福音を語り続ける証
人へと変えたのです。
この出来事が私たちに示す真理は、「死は人生の終わりではない」ということ
です。主イエス様は私たちの罪を背負って十字架にかかり、その贖いによって
罪と死からの解放を与えてくださいました。それは神様の深い愛によるもので
あり、復活によって私たちにも永遠の命の希望が与えられています。
この希望は単なる未来の約束ではなく、今を生きる力となります。死への恐
れを越え、新しい命への希望をもって生きることができるのです。イースター
はその希望を思い起こす大切な時であり、主の復活は私たちの人生に新しい始
まりをもたらします。
朝日のように差し込む復活の光は、弟子たちだけでなく私たちの心にも注が
れています。この喜びは時とともに薄れるものではなく、主の再臨に向かって
ますます大きくなっていきます。だからこそ私たちも、復活の主の喜びを伝え
る者として歩んでいくのです。
